黒川議員「これまでの議会と市長の議論経緯の認識は」
市長の主な公約である、いわゆる「3つのゼロ」と中学校給食は、市民も注目し、メディアも多く取り上げています。いずれの政策も私たちが議会で何度も議論を重ねてきたものです。
そこで、子どもの医療費、出産費用、敬老パスおよび中学校給食について、これまで議会と市長が議論してきた経緯をどう認識しているか、市長に伺います。
黒川議員「個々の生徒の成長に合わせられる選択制がいい」
さて、我が党のマニフェスト「責任と選択」にもある選択制のデリバリー型給食は喫食率が20%を上回り、ようやく定着してまいりました。教育委員会の検証では、自校方式、親子方式、給食センター方式の全校実施は困難とされており、生徒や保護者、教職員のアンケートでも「自由に選択できるのが良い」との回答がもっとも多かったそうです。令和4年度は年間平均喫食率を30%と見込み、さらに利用は進むはずです。これは、教育委員会や学校現場と給食事業者の努力、生徒や保護者の理解、そして議会での議論の成果です。
全員喫食の中学校給食を目指すのは市長の公約ですが、これまでの市会での議論や客観的な根拠は重視すべきです。山中市長の就任依頼我が党の多くの議員が質問しましたが、体格や運動量が異なる生徒一人一人の成長にあわせることができる、現在の選択制を変えるべきではないと考えますが、改めて市長の考えを伺います。
黒川議員「施設整備費膨大で自校方式等は無理、選択制デリバリー発展を」
厳しい財政状況のなか施設整備費が膨大に必要となる自校方式等の検討には無理があります。ぜひ市長には現在の選択制のデリバリー型を発展させることが最適と考えを改めるよう要望いたします。
山中竹春市長「財政状況踏まえ政策的議論重ねられていると承知」
市会のみなさまと議論してきた経緯に対する認識についてですが、小児医療費助成、敬老パス、中学校給食等の事業については、これまで市民の皆さまから様々なご意見をいただいていること、そして、財政状況も踏まえながら長年にわたりまして市会のみなさまと政策的な議論が重ねられて現在に至っていると承知をしております。
山中市長「就労形態の多様化などより多くの生徒に給食提供必要」
現在の選択制についての考えでございますが、就労形態の多様化に伴い栄養バランスの整った家庭弁当を用意するのが難しいご家庭が増えていることや、学校給食法の趣旨を踏まえ、より多くの生徒に給食を提供する必要があると考えております。施設面、財政面、衛生面など、様々な角度から本市にとって最適な中学校給食の方向性を検討してまいります。
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