'22.2.28第1回定例会予算第一特別委員会(教育委員会関係)【公明党】斉藤伸一議員(保土ケ谷区)

斉藤議員「給食利用促進に期待。配膳体制強化状況は」

我が党では25年以上前から一環して取り組んでまいりましたが、長年、家庭弁当に頼ってきた本市にとって中学校給食の実現は歴史的に大きな一歩であります。昨年度のハマ弁と比較をして食材費が増額されましたことで、食材の充実や献立の工夫など質の向上が図られて、12月の喫食率は20.7%、令和4年度予算案では30%と想定するなど、利用者も大幅に増えているところでございます。

さらに4月からは「さくらプログラム」を全校展開することが示されておりまして、中1ギャップの解消に向けて生徒の荷物を減らすという観点からも保護者の弁当作りの負担を軽減するといった観点からも更なる利用促進が図られることを期待しております。

給食を利用しやすい環境づくりが進み、食数が大幅に増えることで給食を調理する供給体制はもちろんでありますが、学校内での配膳体制の強化に向けた準備も必要だと考えます。そこで、「さくらプログラム」の全校実施に向けた調整状況について、人権健康教育部担当部長に伺います。

人権健康教育部担当部長「円滑な配膳できるよう学校と調整」

「さくらプログラム」の全校実施に向けまして、エレベーターやスロープがある学校は事業者が、ない学校では生徒の代表が配膳用のコンテナボックスをクラス前まで運搬し、注文した生徒が給食を受ける方式とすることを推奨しており、円滑な配膳が行えるよう学校との調整をすすめております

合わせて、施設や喫食数等学校の状況に合わせて配膳員を増やす等、配膳体制の強化をはかっています。

斉藤議員「根も葉もない噂の給食イメージ変える広報を」

是非学校との丁寧な調整をお願い致します。

合わせまして「さくらプログラム」の実施の趣旨や根も葉もない噂によってつくられた給食のイメージを変える広報にも力を入れていただきたいと思います。そこで令和4年度に向けた広報の取り組みについて伺います。

人権健康教育部担当部長「市の媒体やSNS活用、試食会展開など行う」

これまで小学校を通じまして中学校給食の利用案内を配布しましたほか、中学校での新入生保護者説明会で「さくらプログラム」の周知を行うなど中学校入学前の広報に取り組んでいますが、現在コロナ禍ということもございまして、対面での説明が非常に困難な状況になっております。今後は広報テレビ番組「はまナビ」ですとか、あとは「広報よこはま」など本市の媒体を始め、試食会の展開やSNSの活用など関係部局の協力を得ながら、様々な機会をとらえて中学校給食の魅力をしっかりと広報してまいりたいと考えております。

斉藤議員「専任体制では、現行給食の利用促進にも取り組むべき」

しっかりと幅広くですね、届くような広報をぜひお願いしたいと思います。

現在の中学校給食は、横浜市の栄養士のみなさんが工夫をこらして栄養バランスを整えて、生徒の学びにつながる多彩な献立を提供してくださっております。ぜひこうした中学校給食の魅力をしっかりとお伝えいただきたいと思います。

さて、29日に公表されました市政運営の基本方針において、4月から今後の中学校給食のあり方を検討するための専任体制が設置されるということが示されました。この専任体制におきましては、今後の中学校給食に関する検討だけにとどまることなく、先ほどご答弁いただきました、「さくらプログラム」の全校実施、また、広報の充実等にも力を入れて取り組んでいただきたいというふうに思っております。

そこで、新たに設置する専任体制で現在のデリバリー型給食の利用促進についても取り組むべきというふうに考えますが、教育長の見解を伺います。

鯉渕信也教育長「現行給食の運営も担う。より多くに提供の目標達成に取り組む」

新たに設置される専任の部長は、今後の中学校給食のあり方の検討の他、既存のラインに対応している安全で安定した供給体制の確保など、現在の中学校給食の運営も担うことを予定しております。食育の推進をはかるとともに、生徒の利便性を高める配膳方法について各学校と調整を進めることや、保護者向けの広報を実施するなどより多くの生徒に給食を提供するという目標の達成に向けまして、利用促進に力強く取り組んでまいります

斉藤議員「現在のデリバリー型給食の発展が横浜の将来像。意気込みを」

今ご答弁にもありましたけれども、我が党といたしましては、栄養バランスの整った給食をより多くの生徒に利用していただきながら、現在のデリバリー型給食を一層発展させていくことが、横浜市が目指すべき中学校給食の将来像であるというふうに考えております。ぜひ、現在と未来の生徒や保護者の皆さまの為に、新たに設置される専任体制のもと、現在のデリバリー型給食の更なる発展に向けて取り組んで頂きたいと思いますが、給食実施2年目に向けた鯉渕教育長の意気込みをここでお伺いしたいと思います。

 鯉渕教育長「安全安心な給食提供し生徒や保護者の声を真摯に受け止める」

事業開始以降継続して目標喫食率20%を上回ることができました。「おいしくなった」等の声を多くいただいております。いいスタートを切れたのではないかと受け止めております。

給食となったことに加えまして、メニューの改善や利便性が向上していることが大きな要因だと捉えております。引き続き安全・安心な給食の提供を行うとともに、生徒や保護者のみなさまの声を真摯に受け止め、献立の工夫や食材の充実等、給食の質の向上と食育の推進に一層取り組んでまいります

斉藤議員「教育長はじめ大変な努力があった。更なるご努力を」

教育長が就任された頃は、ハマ弁で喫食率がなかなか低迷していた時期でありました。ここまで大変なご努力が、教育長はじめ、皆さんの中であったと思います。感謝申し上げます。更なるご努力を是非ともお願い申し上げます

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