鈴木議員「選択の余地にこだわりある。原則の例外とは」
前回の委員会でも申し上げましたけれども、今、会派の所属議員にヒアリングをしているところでありますけれども、様々な意見がございます。そもそも我々が今、自民党所属の会派としては、2019年の我々の政党としてのマニフェストの中で、中学校の昼食については、当時、ハマ弁の喫食率の向上という事をうたっています。それが4年間一環した基本になると思っていて、そうした観点から学校給食法上の給食に位置づける際にもその考え方に基づいてやってきた。だからやはり、より多くの中学生にですね、広い意味での給食をとっていくということはいいんですけども、その一方で、やはり選択の余地があるという事についてもかなりのこだわりが会派の中にはあります。
そうした前提の中で、やっぱりちょっとわかりにくいのは、選択制から原則への移行ということで再三今も議論されているんですけれども、その意味がいまひとつはっきりしない。原則の内容も、ちょっと今日の時点ではハッキリしないということなんですけれども。もう少し噛み砕いて今の時点で選択制の意味と原則だけど原則っていうか例外ということなのかもしれませんけど、その違いをもう少し噛み砕いて説明していただけませんか。
鯉渕信也教育長「デリでもアレルギー対応可。原則利用で法原則に戻る」
噛み砕いた説明になるかアレなんですけども、選択制は基本的に「ご自由にどうぞ」というスタンスでのぞんでいるのかと思います。原則のほうはですね、私は小学校もアレルギーの関係で提供できていないお子さんいらっしゃいますのでね、基本的にはそういうお子さんへの対応というのはどこまでですね、アレルギー対応するかっていうのは本当に難しくてですね、ほんのわずかでも入り込むとですね、大変なことになってしまうようなことでもあり、なおかつですね、アレルギー対応すればするほどですね、メニューの選択が本当に狭まっていくという状況があります。
ですから、そうは言ってもデリバリー型でもですね、乳・卵の対応をしているところがある事はありますのでね、工場としては別区画にするというような状態で全く区別をしない限りはですねアレルギー対応のものをご用意する事はできませんので、既存の工場では無理と言うことで、新設の工場については可能なのではないか、既設の所も改修すればもちろん、区画を分けて、改修すればできると思いますが、それだけのスペースがあるかどうかということになろうかと思います。
原則に私ども移行するということを申し上げているわけですが、全員分の供給を初めて、とにかく立てることができるという状態になりましたのでですね、義務教育における給食につきましてはですね、この学校給食法の趣旨がですね、こういう原則の趣旨だとおうふうに私ども受け止めておりますのでですね、実現ができるという状態になった、見通しがある程度たってきた以上ですね、法令の原則に立ち戻りたいということを事務当局としては考えているというところでございます。
鈴木議員「好き嫌い・量の問題で家庭弁当持参もいいのでは」
今のお話で言うと多分2つのポイントがあって、学校給食法の趣旨を踏まえると供給能力があるのであれば全員一律であるべきではないかという事が1つと、それから仮に生徒の健康上の理由があってどうしても避けなければならないというような理由があれば同じものでなくてもいいんじゃないか。そうすると見えてくるのが、アレルギーのほうは、要するに、例外で扱えるのはアレルギーだけが視野に入っているように思いますよね。果たして本当にそうなのかっていうところと、そこがやっぱり「全員おんなじ」というのが、横浜市における中学校昼食・給食においてこれまでの歩みを考えると、全員分の供給能力がなかったから結果的に選択の余地があったという事かもしれませんけれども、でも事実としてそうした選択できる環境を提供してきたのは事実であるわけで。まぁそうだとすると、そこから得られる横浜オリジナルのですね、「必ずしも全員が一律でなくても良い」というのも考え方としては出てくる、出てきてもおかしくないというふうに思うし。じゃあ全員一律ではないという時に、先ほどのアレルギー以外の理由、極端に言えば好き嫌いも含めてですね、家庭弁当持参を望むのであれば望む形があってもいいのではないかという意見がたくさんあるんですね。
たとえば、もちろん好き嫌いの部分もあるけれど、果たして好き嫌いというのもあるかもしれませんけども、やっぱり量の問題は非常に大きいと思うんですね。例えば僕は今中学校の硬式野球のクラブチームの代表していますけれども、野球を上手になってもらうために相当の量を食べてもらっているんですね。それは練習のある時などは捕食も必ず持ってきてもらうようにしています。そういったこともですね、単に思いつきで言ってるのではなくて、我々は味の素さんと一緒になって、味の素さんが中高生向けに、運動していく体を作るための食育のプログラムを用意している。で、どういう栄養素が何をするため、例えば筋力をつけるためどういう栄養素が必要だからどういうメニューの食事をとったらいいかとかね、それを子どもたちにも保護者にもやります。その上で量の一定程度とっていかないと体が大きくならないという事までやっています。
やっぱりそういうことを中学生の間にやっていきたい子どもたちもいるわけですよね。だからそうだとすると、何か法律の趣旨だけにとらわれて狭い範囲で例外を認めるというのが本当に正しいのかどうかというのはちょっとあると思います。
だから、そこのところ、今日まさに議論になっている原則の範囲といいますか、そこはですね、最終的に12月の4定で我々に対して判断求めると言うのであれば、やはりその内容を含めてしっかりとしたものが説明されないと、何度も申し上げました通り、会派の中で35人いて今のような論点でですね、様々意見があります。で、これがちゃんと説明なされないと判断できないということになります。
ですから今日は、今考え方としてご報告をいただいたと思っていますけれども、最終的に12月に我々が判断するまでには、そこの内容についてきっちりとしたものをですね、示していただかないと、今の状況では自民党として判断できない、できない状況です。情報が不足しています、ということを申し上げておきたいと思います。これちゃんとした情報を12月までに提供していただけますか。
鯉渕教育長「アレルギーや宗教上の理由を考えている」
ご意見をいただきありがとうございます。今現在ですね、アレルギーと合わせてですね、私ども気にかけているのは宗教上の理由というのがもう1つございます。さらにそれを詰めていくともっと他にも出てくるのかもしれませんが、少なくとも宗教上の理由というのはあるのではないかというふうに考えております。
それから、今の野球チームの話ですが、いろんなところでプロテインを取り入れたりですとかですね、いろんな形でそういったことをなさっている方々っていうのはおりますので、それは12月に向けてですね、検討させて頂きたいと思っております。情報が足りないという事ですので、それを整える努力をしてまいります。
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