'20.9.3横浜市会議案関連質問 立国フ荻原隆宏議員、公明党の斎藤真二議員 中学校給食関連起こし

 来年4月から給食となるハマ弁はフルセットが基本になるため、市立中学校146校に牛乳保冷庫を設置する費用1億7000万円などの予算案が出ています。

横浜市会本会議で、立国フォーラムの荻原隆宏(西区)公明党の斎藤真二(都筑区)の2議員が質問されました。

【立国フ】荻原隆宏議員(西区)質問

来年の4月からデリバリー型中学校給食を実施すると致しまして、牛乳付きの「フルセット」が給食提供の原則となることから、牛乳保冷庫を全146校に設置するため1億2500万円が計上されています。

市内の中学生7万7000人すべてに牛乳が行きわたるようになっているのかお伺いしたところ、給食の想定喫食率を20%としていること、また、牛乳だけを頼んでいる生徒が現在10%ほどいることから、最大喫食30%として、2万3000人分の牛乳提供を想定し、保冷庫を年度内に導入する予定と伺いました。1つの保冷庫の容量としては最大500本入るとのことですが、通常は200~300本を想定しているとのことでした。


横浜市内には、たとえば、生徒数700人以上の中学校が32校あり、通常の300本では半分も満たせない学校が2割も出てくることになります。学校給食法上の給食と位置付けるなら、全員喫食が可能な体制をしっかり整えるべきだと思います。保冷庫の導入に際して、想定する喫食率の目標をもっと高く持つべきではなかったかと思います。


生徒たちは、ハマ弁受け取り場所まで自分で取りに行き、人数が多いときは並んで弁当を受け取り、教室に持ち帰り、食べて、そして弁当箱を返却致しますが、ハマ弁を受け取る 場所から教室が遠いときなどは、それだけ急いで取りにいって、喫食率が高まるほどこの行列も長くなり、食べる時間も減っていきます。こういった物理的な課題もセットで解決することがより喫食率を高めることにつながるだろうと思います。


そこで、来年4月から開始されるデリバリー型中学校給食の全員喫食に向けた取り組みと、その見通しについて市長に伺います。


【答弁・林市長】食育観点から選択制継続

昨年のアンケートの評価自ら選択する力を身につけるという食育の観点からも、全員喫食ではなく選択制は継続すべきと考えております。


令和3年度からの中学校給食では、自らの健康を考え、栄養バランスの整った食生活が送れるようにデリバリー型給食の利用を促進するとともに、希望するすべての生徒に提供できる供給体制を整えてまいります。


【公明党】斎藤真二議員(都筑区)質問

我が党では、現在のハマ弁のノウハウを生かしながら成長期の子どもたちにとって栄養バランスのとれた昼食をより多くの生徒が食べやすい環境をつくるため、学校給食法にのっとった横浜型中学校給食の実現を目指してまいりました。

そうしたなか本年第2回定例会において、ハマ弁を令和3年度から学校給食法上の給食に位置づけ、選択制のデリバリー型給食を実施するという方針が示されたことは、大変感慨深いものがあります。


ハマ弁は平成28年度、全校で導入されて以来、様々な取り組みを行っていく中で、直近の本年7月の喫食率は全体で10.1%、うち1年生は14.5%となるなど利用は着実に進んでいます。今回の補正予算案において、ハマ弁のさらなる改善をはかり、令和3年度から中学校給食を実施することに伴い、牛乳保冷庫を全校に設置することが提案されています。

現在の教育委員会において、給食調理、配送等にかかる事業者の公募が行われていますが、令和3年度からの給食実施に向けては、子どもたちが安心して給食を食べることができるよう、しっかりと準備が必要ではないかと考えています。


そこで令和3年度からの給食化に向けて、どのように準備をすすめるのか、鯉渕教育長に伺います。

【答弁・鯉渕信也教育長】負担額など検討する

現在、次期の事業期間の事業者の選定を行っており、給食調理・配食等業務については9月中に事業者を選定し、今後半年間で実施に向けた調整を進めてまいります

また、4月からは牛乳付きのフルセットが原則となることから、牛乳保冷庫を全校に設置してまいります。保護者負担額についても、食材の充実や利用しやすい価格のバランスを考慮しながら検討してまいります。


0 件のコメント :

コメントを投稿