'20.9.8 横浜市会一般質問 中学校給食関連起こし【公明党】中島光徳議員(戸塚区)

横浜市の長年の懸案であった中学校給食の実現について、前回の第2回市会定例会においてハマ弁を令和3年度から学校給食法上の給食に位置付け、選択制のデリバリー給食を実施するという方針が当局より示されました。私たちが提案してきた、横浜型中学校給食がいよいよ実現します。

【質問】給食の実施内容

現在、令和3年度からの給食の製造・配送を担う事業者の選定に向けたプロポーザル公募を行なっていると伺っています。私の地元・戸塚区等でも中学校給食を実施することに大きな期待の声が聞こえる一方、デリバリー型給食の実施内容までわからないとの声も聞こえてくるところです。

そこで、令和3年度からのデリバリー給食の実施内容について、教育長に伺います。

【質問】参入業者の意欲を高める工夫

これまで、ハマ弁を学校給食法上の給食に位置付ける上で供給体制の確保が最大の課題でした。今後、決定した供給体制を確保するために、安定した供給体制を確保するためには、事業者の意欲を高め、生徒の成長を支えるパートナーとして安心して給食事業に参入していただくことができる事業スキームの構築が必要だと考えます。

そこで、参入事業者の意欲を高めるための工夫について、教育長に伺います。

【質問】保護者負担額見直しの考え方

先の市会常任委員会で、12月までに保護者負担額の見直しを行うことが報告されました。価格を下げることも大事な視点だと思いますが、その分、給食の質が下がってしまうようでは、せっかく苦労して給食を実施しても利用につながりません。

そこで、保護者負担額の見直しの考え方について、教育長に伺います。

【質問】給食実施への市長の決意

中学校給食の実現は、横浜市にとって大きな歴史の転換点です。ぜひ、生徒や保護者の意見を真摯に受け止めながら、横浜ならではの中学校給食を実現してほしいと思います。

そこで、デリバリー型給食の実施に向けた決意を市長に伺います。

令和3年度まで残り半年となりましたが、中学校給食の実施に向けて、引き続きスピード感を持って準備を進めていただくことを期待して、次の質問に移ります。

【答弁・林文子市長】生徒や保護者の意見取り入れる

令和3年度からの中学校給食についてご質問いただきました。

デリバリー型給食の実施に向けた決意ですが、長年の課題であった中学校給食を実施することは、本市にとって大きな意義があり、安心かつ確実な提供に努めなければならないと考えております。5年間のハマ弁事業は、献立の充実や他都市には例のない当日注文の導入など、生徒や保護者の意見を真摯に取り入れてまいりました。この姿勢を大事にしながら横浜ならではの中学校給食の実現を目指してまいります。

【答弁・鯉淵信也教育長】仕組みは変わらないが法に則る

令和3年度からの中学校給食についてご質問いただきました。

令和3年度からのデリバリー型給食の実施内容ですが、民間の調理施設で調理した給食を一人分ごとに盛り付けて各中学校に配送するものです。生徒は給食、家庭弁当や業者弁当等から選択し、昼食をとることになります。現在のハマ弁と大きな仕組みは変わりませんが、献立作成や衛生管理などを横浜市が直接行い、学校給食法に則って提供することになります。

【答弁・鯉淵信也教育長】固定費を保障しリスク低減

参入事業者の意欲を高めるための工夫ですが、次期のデリバリー型給食では、事業者へのサウンディング調査の結果を踏まえ、食数にかかわらず必要となる配送等にかかる経費は固定費としながら昼食の製造等にかかる経費は食数に応じて増減する事業スキームとしました。固定費を保障することで、事業者の参入リスクを低減するとともに、食数の増加が事業者の収益・意欲につながるものと考えております。

【答弁・鯉淵信也教育長】食材の充実とのバランスを考慮

保護者負担額の見直しの考え方ですが、検討にあたっては喫食率の向上や地産地消を含む多彩なメニューの提供など食材の充実にあてる金額と利用しやすい価格のバランスを考慮して、12月までに決定したいと考えております。現在行なっている給食調理・配送等に関わる事業者の選定が終わり次第、すみやかに検討を開始します。

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