白井議員「長期の事業。生徒評価分かれるなか全員にしたらどうなるか」
今回中学校給食のあり方の検討状況を報告していただいたわけで、これまで市長公約があって中学校給食の全員実施というのが掲げられている中で今のデリバリーの契約が令和7年度に終了して令和8年度からどうするかというのもあって、全員実施の実施方法が検討されてきているということできたわけなんですけれども。今回で利用対象者へアンケート結果がこうですということと、事業者へのサウンディング調査をしてみたらこうですということと、とそれから全員実施の方式を検討してみてこうですということで、アンケート調査の結果についてはニーズがわかったので改善はしていきますということでご報告いただきました。それから事業者へのサウンディング調査についてはデリバリ方式が令和8年度に向けた実現可能性が最も高い方法ですと、この点で見たらデリバリー方式なんですということが報告されまして。そして実施方式を検証する中には自校を入れて親子も、センターも、デリバリーも、ミックスも入れて検証していただいて、その中で実現可能性がある実施方式はセンター、デリバリー、ミックスの3つで長期の財政の検証をしていただいてそれが今報告をいただいたものなんですけれども。
まもなく中期計画の新たなものが素案という形で報告される中で、実施方式、それから「より多くの生徒」の範囲が示されることになっていて。説明の中でそれがなかったんですけれども記載がありますのでね、そういうことだと思うんですけれども。全員実施が決まった上で実施方式を検討してみたら、実現可能性の視点で検討したら、最も高いのはデリバリーだとこういうふうに今の報告を受け取っているわけなんですけれども。
問題と考えていますことがあって。アンケート結果が示されました。説明を聞いたんですけれども、説明の中にはっきりと出てはこなかったんですが、今やっているデリバリー、これは評価が分かれているということがしっかりと数字で示されていると思います。それでサウンディングの結果でご報告いただいたのは、事業所の皆様は20年位の長期の事業を望んでおられるということが報告されましたので、今の、おかずが冷たくて、評価をしない生徒さんがいるということをちゃんとわかった中で、これから今後長期にデリバリーで実施していくということが、生徒にとってはどうなのかということをしっかりと立ち止まって考えていただく必要があると思います。今回実施方法を検証していただいた視点というのは、実現可能性があるかどうかで見たら最も他の高いのはデリバリーですという、ここにとどまっているわけで。生徒にとって1番良い実施方法を検討されていない段階だと思うんです。
ちょっと伺ってきたいんですけれども、アンケートの結果について。グラフの10を見ますと、大切に思う事は温かさですという答えが53%ありますし、グラフの14では今のデリバリーに不満を持っている生徒さんの62%は温かさに不満を持っていると、こう読み取れると思うんですけれども。こんな評価が分かれていて、こういう評価をしておられる生徒さんがいるという中で実施をすると、冷たくて嫌なんだという生徒さんにも全員実施をしていくことになると思うんですが、実施した場合、どういうことになるだろうと推定をしておられるのか。この点。評価が分かれていて冷たいおかずで嫌なんだという生徒さんがいる中でこれは全員実施していく、デリバリーで可能性があるという事はわかったんですけれども、じゃあ実施をしたらどういう評価でどういうことになるのか。想像されるのは、頼まない生徒さん、頼みたくないという思いの生徒さんも出てくる、食べたくないという生徒さんも出てくるのではないか。それから食べるんだけれども全部食べられなくて残渣が出てしまうことになるのではないか。こういうところが想像されるわけですが、今の段階で可能性があるのはデリバリーなんだけれども、やってみた後どうなんだろうかというのは、どのように想定してらっしゃるのでしょうか。
鯉渕信也教育長「私は十分評価していただけるものだと思っている」
私もほとんど毎日いただいておりましてですね、夏休み期間が大変困っている状態でですね、私は十分評価していただけるものだと思っております。それでその温かさのことにつきましては、ご理解いただいていると思いますが衛生の問題ですので、こうしたいからああです、っていう話ではないんですね。それで家庭弁当は当然冷たいわけですし。私ども、ご飯ですとか汁物についてはいろいろご存知の通り工夫をしてですね、温かい状態で提供させていただいております。できるだけのことの対応をする中で、生徒の皆さんにも喜んでいただけるのではないかと思っております。
ただですね、副菜の評価が低かったわけですが、副菜は野菜とか豆が中心ですので、小学校の給食でもですね、それはいろんなご意見があります。そういった中で、できるだけ栄養バランスのとれたものを摂っていただくというのが食育でもあるということですので、その辺はお子さんたち、生徒のみなさんへの説得も含めて進めていくということではないかと考えております。十分良いものだと思っております。
白井議員「想定を聞いている」
アンケート調査の中にもそういうお答えはありますけれども、評価は分かれているということをとらえて、今後、そういう生徒さんが全員を実施した場合にどう想定されるかのお考えお聞かせいただきたい。
鯉渕教育長「十分ご利用いただける。賛否があるのは小学校も同じ」
十分ご利用いただけると考えております。小学校給食も同じように賛否があります。あれだけバランスのとれた食べものになっておりますのでね。それは中学校給食でも同様だと思っております。
白井議員「全員が頼む形になるのか」
多くの生徒に利用してもらう、その範囲をこれから出していくんだということになると思うんですが、その考え方をもう少し説明お願いできないでしょうか。
例えば鎌倉市では原則が給食となっていてこれから、これから想定しているようなデリバリーのお弁当のもので喫食率が80%位がずっと続いていると聞いているんですが、全員実施で頼む形になっていると思うんですが、これから横浜市が考えていただいているのも、より多くの生徒さんということから見るとそのようなことを考えておられるのでしょうか。
鯉渕教育長「中期計画の中で整理する」
中学校昼食の方向性につきましては、中期の議論の中で整理させていただきます。本日は、その前提として常任の先生方に対して私どもが持っているデータを提供させていただく、その位置づけだということでご理解いただければと思います。
白井議員「生徒、小学生の意見も聞きながら実施方法検討を」
ここまで伺った中で、やはり評価が分かれていて今の形を良いと思っていない生徒さんもいる中で、望まれていない生徒さんもいる中で、これを全員に実施していくということになると、事業として成功する保証がないと思うんです。根本的な矛盾も起こってくると思いますので、実施方法については、生徒さんにとって1番良い方法をどうするかということを考えていただければと思います。
全員実施をするということになったことは大きな前進で、評価をしたいと思います。まずは全員実施になったわけで、じゃあ実施方法はどうするかということは段階的に検討していただく必要があるのではないかと思います。
今回全校で可能かどうかの検討もしていただいて、詳細な、全校分できるかどうかということも示していただきました。ありがとうございます。それを見れば72校は全校でできますと、なんらか、自校、親子、きょうだいなど検討していただいて、できるっていうふうに資料も、先ほど紹介していただいた資料の中で出ておりますので。今やっていただいた検討の中ではある一定以上の基準を当てはめて72校という数字を出していただいてると思うんですけども、その基準をもっと弾力的に当てはめるということもできるはずですので、さらに時間がかかるかもしれないんですけれども、教育委員会だけの取り組みではなくて、検討委員会を作ったりしての検討、実施可能かどうかは今の段階でやっていただいてそういうことが出ているんですけれども、生徒さんにとって、これから食べる小学生などにも本当どうなのか聞いたりしながら、ふさわしい実施方法を引き続き検討していただきたいという意見を申し上げます。
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