'21.12.10第4回定例会一般質問【公明党】木内秀一議員(旭区)

木内議員「給食議論リードしてきた。現在の給食評価は」

中学校給食について伺います。


我が党は25年以上前から市会において中学校給食の議論をリードし、学校への視察やアンケートの実施及び結果の分析を行い、現場のニーズを大切に一歩一歩着実に施策を進めてまいりましたので、先の第3回市会定例会に引き続き、順次質問致します。

まず、市長は、就任以来ほぼ毎日中学校給食を試食していると伺いましたが、そこでまず、4月から始まった現在の中学校給食をどう評価しているのか、市長に伺います。

木内議員「給食は十分満足の内容。良さ発信を」

私も中学校給食を試食させていただきましたが、栄養バランスを考えた献立で提供されており、330円という価格を考えれば、質・量ともに十分に満足できる内容だと感じています。しかし、残念ながらこうした横浜の給食の良さが十分生徒や保護者、また市民の皆様には伝わっていないと思われます。そこで、用している子どもたちのためにも、現在の中学校給食の良さを発信すべきと考えますが、市長の見解を伺います。

木内議員「選択制の評価も聞くべき」

市長は学校給食法の趣旨にのっとり、より多くの生徒に給食を提供したいと意向を示されました。現在の選択制は、令和元年度に実施したアンケートで、生徒・保護者・教職員のすべてにおいて「自由に選択できるのが良い」という結果がもっとも多かったという根拠に基づいたものです。今後最新のニーズを把握するためのアンケート調査を改めて実施するとのことですが、中学校給食の議論を進めるのであれば、現在の選択制に対する評価も含めて民意を問うべきではないかと考えております。

そこで、現在の選択制はアンケート結果に基づいて採択されたものなので、今後の政策決定にあたっても客観的な根拠が必要だと考えますが、市長の見解を伺います。

給食の契約「給食事業者との5年間の契約全うを」

市長が就任され、中学校給食に関する議論が再燃する状況の中、現在のデリバリー型給食を提供して下さっている事業者の皆さまも大小不安を抱えているものと推察されますが、今まで以上に給食の利用促進をはかっていく上では事業者の皆さまの協力は不可欠です。希望する生徒に給食を提供できないという事態を避けるためにも、中学校給食の議論を深めるにあたり、現在の事業者との5年間の契約は守ることを大前提にするべきと考えております。

そこで、先の市会では教育長が今後の見通しを答弁されましたが、改めて、現在の事業者との契約について、現在の中学校給食の契約を全うすべきだと考えますが、市長の見解を伺います。

木内議員「中学校給食の議論早期に発展的収束を」

また、事業者にかかわらず、現在給食を利用している約1万7000人の生徒とその保護者も、自分たちが利用している給食が今後どうなるのか不明確な状況下では安心して利用できない状況にあるように思います。そこで、現在中学校給食を利用している生徒や保護者のためにも、早期に中学校給食に関する議論を発展的に収束させるべきだと考えますが、市長の見解を伺います。

木内議員「選択制デリバリー給食発展が最適」

私は根拠に基づき早期に方針を決定する、事業者との契約を守りつつ安全・安心な給食を提供する、そして何より生徒や保護者に安心してもらう、という3つの観点からも、現在の選択制のデリバリー型の給食を発展させていくことが本市にとって最適な手法と考えております。そこで、現在の選択制の中学校給食を発展させ、より多くの生徒に届けることが市長のめざす中学校給食の実現につながるのではないかと考えておりますが、市長の見解を伺います。

木内議員「早期に具体的プランを示し十分議論を」

中学校給食は市民の皆さまの関心も高い、大変重要な事業です。現実的かつ客観的な根拠に基づく現在の選択制のデリバリー型の給食をどのように発展させるかという次のステージに議論を移行させるためにも、市長には早期に具体的なプランを示していただき、我々市会とも十分な議論を重ねていただくことを要望して次の質問にうつります。

山中竹春市長「給食は多彩、中学生の将来の食生活豊かにする」

中学校給食についてご質問いただきました。

現在の中学校給食の評価ですが、横浜市にとって長年の課題であった中学校給食を始めたことは一歩前進だと考えています。市の栄養士が旬の食材を生かすことや、季節行事を感じられる献立など食育も意識した多彩なメニューとなっており、徒の成長を支えるという点に加え、中学生の将来の食生活を豊かにするという点においても良いものであると考えております。

山中市長「学校食育活動や保護者説明会で給食良さ発信」

現在の中学校給食の良さを発信すべきとのことですが、給食の試食を通じまして、栄養バランスに加え、様々な地域の郷土料理や行事食、地産地消など家庭でなかなか食べることのない献立が提供されていて、給食を通じて生徒の学びにつなげる取り組みを行っていることが分かりました。こうした取り組みを学校での食育の活動や保護者向けの説明会など学校関係者をはじめ、市民の皆さまにも積極的に発信していきたいと考えております。

山中市長「アンケートで客観的根拠得て政策に反映する」

今後の政策決定にあたっても客観的な根拠が必要とのことですが、将来に向けてどのような望ましいのか最新の利用者のニーズを把握することが必要だと考えております。そのために、客観的な根拠を得て政策に反映させてまいりたいと考えております。

山中市長「多くに届ける給食実施まで現行継続する」

現在の中学校給食の契約をまっとうすべきとのことですが、より多くの生徒に給食を届けるためには、他都市の例を見ても、地元調整、設計工事のために実施まで相当の時間がかかっていることは事実です。現在の中学校給食は事業者との5年契約という観点からも、現在のデリバリー型の中学校給食を継続しながら横浜市にとって最適な手法を検討してまいります。

山中市長「まずは安定的供給に努め、検討取り組む」

早期に中学校給食に関する議論を収束させるべきとのことですが、まずは現在の中学校給食の安定的な供給に努めてまいります。今後の中学校給食の検討にあたっては、課題の整理や実施スケジュールをできるだけ速やかにお示しできるよう取り組んでまいります。

山中市長「法趣旨踏まえ栄養バランスとれた給食をより多くに」

現在の選択制の中学校給食を発展させるべきとのことですが、学校給食法の趣旨を踏まえつつ、栄養バランスのとれた給食をより多くの生徒に届けることが私の目指す中学校給食のあり方です。まずは現在の生徒や保護者のために、来年度はさくらプログラムを全校で実施するなど利用の促進を図ってまいります。

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