『横浜市民アンケート』でいただいた声をご紹介④

2015年2月15日~8月31日にかけて行った「横浜市民アンケート」でいただいた給食のエピソードやご意見・ご要望を紹介します。

今回は、お弁当が保護者の方々の負担になっていることだけでなく、多忙・病気・死去といった、お弁当の「作り手」側の状況が子どもたちに及ぼす影響について書いていただいたご意見をまとめました。

働く保護者の子どもたちへ給食を

看護師で夜勤も。給食で心配なくなる(港北区、30代)

私は横浜市の中学校を卒業しました。毎日母が手作り弁当でした。買い弁をしている人がうらやましかったですが、今となっては健康で過ごせているのも母のお弁当だったからかなぁ~と思います。しかし、私は看護師として仕事し、夜勤もあります。その時に子供にお弁当を持たせることが困難です。給食にしてもらえると心配もなくなります。どうか横浜市でも給食をお願いします。

部活をしながら毎日自分で弁当を(鶴見区、30代女性)

20年ほど前、鶴見区内の中学校だったが、買ってきたものはなるべく避け、弁当の持参をとのことだった。カップめんを持参した子は注意されていた。そのため、部活もやりながら毎日自分で弁当を作っていたが、大変だった。

親が忙しくコンビニのパン・おにぎりの友人(保土ヶ谷区、30代女性)

中学時代、親が忙しく手作り弁当を持ってこられない子がいました。いつもコンビニで購入したおにぎりやパンでした。成長期に、やはり栄養バランスがとれた給食が実施されていれば、親の負担が減るし、栄養も食事もバランスよくとれるので良いのではと思います。

昼食は500円玉(港北区、30代男性)

朝、テーブルの上に500円がいつも置いてある。

共働き家庭への配慮を(港北区、40代男性)

待機児童の対策等を行っている割に中学校給食を検討しないというのは、共働き家庭への配慮がないと思います。ぜひ中学校給食を実現してもらいたい。


家庭の事情によらずみんなが食べられる給食を

母親健在の前提のお弁当(金沢区、30代女性)

中学の息子の同級生のお母様が先日亡くなられました。育ちざかりなので栄養が心配です。子どもがまだ小さいからといって、母親が健在とは限りません。横浜市の愛情弁当は、母親がいることが前提になっていると思います。

病でお弁当が大きな負担に(港北区、30代女性)

自分が精神的な病気になり、調理関係の仕事が適応障害と診断され、家事における食事の支度や職場の調理の仕事に加えての「弁当作り」。家で頑張ると職場で過呼吸になることもあります。息子のために頑張って作ろうという愛情はないのか?と思われるかもしれませんが、もちろん、愛情はあります。でも、それ以上に私には負担が大きいのが現状です。甘えにも思われるかもしれませんが、頑張れないお母さんもいます。

母が入院、コンビニ弁当に(金沢区、30代女性)

母親が入院したときに、3カ月くらいコンビニ弁当が続き、つらかった。

親は他界。給食あれば空腹にならなかった(港北区、30代男性)

親が亡くなって、弁当を作ってくれる人がいなかった時に、小学校みたいに給食があったらこんなに空腹にならなくて済むのになって思っていた。